健康診断

健康診断は「受けて終わり」ではありません。


〜自分の健康を守り、安心して働き続けるために〜

毎年の健康診断を、「会社で決められているから受けるもの」「忙しい時期に少し面倒なもの」と感じている方もいるかもしれません。
しかし、職場で行われる健康診断には、単に病気を見つけるだけではなく、働く人が安全に、健康に、長く働き続けるための大切な役割があります。

職場の健康診断は、時代ごとの働き方や生活習慣の変化に合わせて、その目的や検査項目が見直されてきました。現在では、血圧、尿検査、血液検査、心電図、BMI、脂質、血糖など、生活習慣病や脳・心臓疾患のリスクを早めに確認するための項目も含まれています。

健康診断の目的は「病気探し」だけではない

職場の一般健康診断には、大きく3つの目的があります。

目的:内容

健康状態の把握:自分では気づきにくい体の変化を確認する

適切な働き方の検討:健康状態に応じて無理のない勤務や配置を考える

病気の予防:脳卒中、心筋梗塞、生活習慣病などを早期に予防する

特に、高血圧、糖尿病、脂質異常症などは、初期には自覚症状がほとんどありません。
「体調は悪くないから大丈夫」と思っていても、健診結果に将来の病気のサインが表れていることがあります。

結果を見ないままにしていませんか?

健康診断で大切なのは、受けることだけではありません。
むしろ重要なのは、結果を確認し、その後の行動につなげることです。

たとえば、次のような結果があった場合は注意が必要です。

健診結果の例:放置した場合に考えられるリスク

血圧が高い:脳卒中、心筋梗塞、腎臓病

血糖値が高い:糖尿病、動脈硬化

LDLコレステロールが高い:心筋梗塞、脳梗塞

肝機能異常:脂肪肝、アルコール性肝障害

貧血:体力低下、隠れた病気の可能性

「要再検査」「要精密検査」「要治療」と書かれていても、忙しさを理由にそのままにしてしまう方は少なくありません。
しかし、健診は異常を指摘するためだけのものではなく、早めに対処するきっかけとして活用することが大切です。

会社と社員、それぞれに役割があります

職場の健康診断には、会社と社員の双方に役割があります。
会社には、働く人の健康状態を把握し、仕事によって健康を悪化させないよう配慮する責任があります。
一方で、社員にも、自分の健康状態を知り、働くために健康を維持・改善する意識が求められます。

つまり健康診断は、会社だけのものでも、社員だけのものでもありません。
会社と社員が一緒に健康を守るための仕組みです。

健康診断を活かすために、今日からできること

健康診断をより有効に活用するために、まずは次の3つを意識してみましょう。

  1. 結果を必ず確認する
    「異常なし」だけでなく、前年との変化にも注目しましょう。

  2. 再検査・精密検査を放置しない
    早めに受診することで、大きな病気を防げる可能性があります。

  3. 生活習慣を少しずつ見直す
    食事、運動、睡眠、飲酒、喫煙など、できることから始めることが大切です。

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